ドクターブログ

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地域医療の出会いの中で

我妻病院院長 池田千鶴

 父の死によって地域で医療を始めて20年が過ぎました。そして、このたび理事長よりの要請で、院長に就任することになりました。医療冬の時代に患者さんを守り、スタッフを守り、なによりも「健康」をキーワードとして地域を支えるために、我妻病院をもっとパワーアップさせていかなければと思っています。院長就任にあたり、幹部級の職員と直接対話を交わしました。彼らもまた、同じ思いで病院のこと患者さんのこと仲間のことを考え、感じていてくれたことを改めて実感しています。
 多くの方々と出会って、たくさん学んで、励まされてきました。
 この20年間地域医療に携わってきて出会った、様々な「ステキ」をこれからも皆様にお伝え続けたいと思っています。
 なお、ブログの中の患者様に関する記載はプライバシー保護の考え方から、詳細は変更されていますので、ご理解下さい

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最新記事

2011年 12月 19日 何があっても、クリスマスは巡り来る

 また、クリスマスの季節が来た。
 3月11日の東日本大震災そして、それに続く母の死・・・・・。
 人それぞれに、悲しみと喜びを織り交ぜながら、日々が過ぎ、季節が巡っていく。とりわけ、今年は私にとって大きな悲しみの日々だったけれども。
 
 クリスマスについていつの頃からか、楽しみ喜びというよりも、なんとなく温かくて厳かな思いを抱くようになった。それは、スタッフたちと一緒に患者さんたちのためにクッキーを焼き、手作りのプレゼントを作り、そして、ひまわり合唱団の人たちの合唱を共に聴く。病院のクリスマスの中で感じてきた思いでもある。
 

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2011年 11月 11日 地域医療は喜びの砂金採り

 北海道地域医療研究会のブログで地域医療は砂金採りのようなものだと書いた。日々の仕事は冷たい水に入って砂を掬うようなものだけれども、そこにキラリと喜びの砂金が光るのだ、と。そして、その喜びの一つを書いて、このブログへの予告編としたのだが、忙しくて書き継ぐことが出来ずにいた。
 今日は、その続きを書きたいと思う。
 喜びの二つ目は、毎年している、スタッフ面接での一言。採用数年目のスタッフから「ようやく『我妻とは・・・・』がわかってきたような気がします」と言われたのだ。
 私たちは日常の医療の他に「医療活動」も大切にしている。健康教室であったり、医療講演会や健康餅つき大会であったり。
 日々の仕事の他なので負担も少なくない。「なんで、ここまでしなければいけないの」最初にそう感じるスタッフは少なくない。けれども、やり続けている中で、地域の方たちや患者さんとのふれ合い、喜ばれている実感、大変だけれどその中で成長している実感を感じ始めると、「我妻のスタッフ」が産まれてくる。
 そんなスタッフの成長を感じることが私の大きな砂金としてキラリと光った。
 そして、3つ目は・・・・

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2011年 8月 24日 来年度の我妻は・・・・

 多老、多病、多死の時代が来るという。団塊の世代が高齢化し、少子化により人口が減っていく中で、足寄という地域は日本の未来の姿を映し出している。
 地域の方々が地域で豊かに生き、暮らしを育み、そして、尊厳ある人生の最期の時を過ごすために、私たち医療者は何をすればよいのか、地域はどうあるべきなのか・・・・ずっと考えてきた。
 小さな民間病院が負える荷物は大きくもないけれども、78年間、この地域で医療を実践し続けてきた責任は小さくもないと自覚している。
 患者さんが亡くなり、そのご家族が挨拶に見えられて、「私の時もよろしくお願いしますね」と言われると身の引き締まる思いがしたものだ。
 その一方で、地域医療を取り巻く状況は決して良くはなっていない。

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2011年 8月 4日 七夕の涙

 昨日は我妻病院の七夕会でした。
 近年は毎年、保育所の子どもたちが来てくれて、歌をうたい、踊りを踊ってくれます。
 ライオン組48名ということで、AKB48の踊りもありました。
 はたして、平均年齢85歳超の方々に、通用するか?
 喜んでおられました!!
 結局、何でも良いんですね。子どもがすることの全てが、可愛くて、心を揺さぶられるのです。
 楽しい歌なのに、泣いているKさん。一緒に口ずさむYさん。テンションが上がってしゃべりっぱなしのMさん。いつもは穏やかに過ごしている方々の感情に波が生まれていました。

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2011年 7月 15日 自らのグリーフワーク その2

 今日が母の4回目の月命日です。母が亡くなってから、その日を起点にものを考えることが多くなりました。
 時間が経ち、日々が過ぎて、前回書いたような身を切られるような痛みは軽くなってきました。
 軽くなっていく過程でのグリーフワークと周りの方々からのサポート(グリーフケア)について、今日は書いてみたいと思います。

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